■ご覧の通り、私が所有するキャンディーズ
シングルレコードは(左図)の6枚と、ソロデビュー
した藤村 美樹さんの「夢恋人」、それと「タイム
トリッパー」(後に解説)にて外伝として紹介された
キャンディーズ応援ソングの3枚です。

全て、発売当時に購入したもので、内容から私が
キャンディーズを応援し始めた時期が推測できると
思われます。(笑)
シングルに対し、アルバムのコレクションは約10数枚。
当時は過去の楽曲をアルバムの方で堪能していました。
ただ、ジャケット写真と言うのも魅力的でしたよね。
中でもシングル「年下の男の子」は憧れました。

★彼女達のシングルレコードは皆さんご承知と思います
ので、ここでは珍品と思える[外伝]の方をご紹介させて
頂きます。

「スーパーキャンディーズ」
※歌・演奏MMP 発売:CBSソニー
「わな」と同日に発売。品番も「わな=06SH245」
「スーパーキャンディーズ=06SH246」と、連番
なのはファンの間では有名な話。 600円

「3つのキャンディー」
※歌・全キャン連スーパースペシャルバンド
発売:東芝EMI
B面:ああキャンディーズ   600円

「ByeByeキャンディーズ」
※歌・パラシュート 発売:キャニオンレコード
B面:そして別れの時に    600円

★氷河期から目覚めた頃。
コレクションを聞きたく思い、衝動買いしたのが
コロンビアのポータブルプレーヤーの復刻版。
カタログには(赤/白)カラーも載っていましたが
完売とのことで、この(ブルー/クリアー)を購入
しました。 オートリターンでは無い。ステレオ
では無い。等、不便もあるが収納に場所を取ら
ないのが大きな利点です。 MODEL GP-3


■オークションでも大人気だったのが徳間書店が
2004年に販売した月刊誌「タイムトリッパー」その
Vol1を飾った「70年代アイドル史・キャンディーズ
メモリアル」でしょうか。
31P全てがカラーで紙質もとても良い。
キャンディーズの他に南沙織・天地真理・浅田
美代子・朝丘めぐみ等昭和のアイドルを特集。
そのためにネタも尽きたのか?次号の予告では
ピンクレディーを中心に「70年代アイドル史PART2」
と、企画されていたようですが中止に・・・
雑誌そのものが廃刊となってしまいました。

この号の大きな目玉となったのが特別付録された、
キャンディーズ出演CM10本を納めたDVDの存在。
サンヨー・森永・TDK・ハウス・バンダイ等の他に
デビュー直後の74年に放送された地方CM、広島
ナタリーが収められています。

2004年10月1日発行 A4変形サイズ 価格980円


■比べて今でもオークションに度々登場するのが
キャンディーズファイナルカーニバルを特集した
少年マガジン緊急増刊号です。
講談社が独占撮影と、力が入ったのだろう、写真は
とても良い。 躍動感や静寂を見事に捉えた名作が
揃っているし、スタジアムの雰囲気、ファンの凄さ
そして3人の迫力がしっかりと伝わってくる内容。
ファイナルのポスターを部屋に貼り、トレーナーを着て
パンフを小脇に抱え、この一冊とファイナルのDVDを
大型テレビで一緒に味わえば「あの頃〜」にタイム
スリップ出来るかも?

ただ、何と言っても紙質が悪すぎる。
豊富なカラーページの殆どが雑誌程度の紙質。
もう私のコレクションもボロボロでページも抜け落ち
初めている。(笑)
A4サイズ3つ折りポスターが付属(写真左)。
他にも当日歌われた52曲の歌詞が掲載されている。

1978年4月15日発行 価格580円


■続いて、忘れてはならないのがキャンディーズ
解散宣言直後から、各社より続々と販売された
「お別れ本」の数々です。
私が現在所有しているのはここに掲載している
5冊のみですが、オークションで確認する限り
この他にも3冊は所有していたはずです。
紛失の理由としては氷河期に当時の職場の同僚に
貸したような?貸さなかったような?
何れにしろ当時はシワも付けない様、大切にしていた
だけにとても惜しまれます。

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■さよならキャンディーズ
A4サイズ ヤングアイドルナウ別冊
ケイブンシャ刊 1978年3月1日発行 価格980円
※撮りおろしの巻頭カラーはアイドル的なものが多い。
続いて日劇などのライブや過去のカラー写真が並ぶ。
さすがにアイドル紙の編集社とあってデビュー当時から
の写真(白黒)が豊富に使われている。
A4 3つ折りサイズの横長ポスターが付属。
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■キャンディーズ卒業アルバム
A4サイズ シンコーミュージック刊
7948年2月1日発行 価格800円
※こちらの巻頭撮りおろし写真は他のアイドル色とは
ずっと変わって大人っぽく、でいてピュアーなのが
とても良い。 GOROでの篠山さんの作品はそこに
無理やり色気を付け加えていた様で好感が持てません
でしたが、田口氏の作品はファンそして彼女達の、それ
ぞれの「卒業」を感じさせる素晴らしい作品だと思います。
そんな作品を中心に彼女達の直筆メッセージや
プロフィールを織り交ぜ19ページも続く。
他にも12月18日の茨城県民文化センターの紙上
ライブを掲載。3人のフリートークや大橋照子・大里氏
他のメッセージを掲載。更に「早春譜」の録音風景に
密着するなど編集者の熱意が充分に伝わる1冊です。
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■ばいばいキャンディーズ「キャンディーズ大百科」
B5サイズ ペップ出版刊 1978年2月15日発行
                        価格800円
※撮りおろしは無く、過去の写真を駆使し、デター
編集したりとキュートな作りが特徴。彼女達の直筆
イラストやメッセージ、CMを特集した記事構成など
カワイイ編集内容が、当時は好きな一冊だったと
記憶しております。
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■オールナイトニッポン+キャンディーズ編著
「ビバ・キャンディーズ」
四六判サイズ ペップ出版刊 1978年4月4日発行
                         価格800円
※所ジョージやタモリ・鶴光など、当時のオールナイト
ニッポンのパーソナリティーを勤めた6人が、番組内での
企画「ビバキャンディーズ」を紙上で再現した一冊。
ファンからの投稿や彼女達からメッセージ。
パーサナリティーとの対談方式やコントなど企画が
満載!全270ページ中、殆どが文章で構成されて
いるが一気に読ましてくれる。
また、巻末にはデビュー当初からの3人のスケジュール
が掲載されている。他紙よりも密度の濃い内容と言える。

特別付録として10センチ特製ソノシートが付属する。
これはポータブルプレーヤーで再生できました♪
内容は「ビバ・キャンディーズ」半年間の思い出や
ファイナル・チケット完売、「微笑み返し」1位獲得に対する
リスナーやスタッフへのお礼。
そして解散後の抱負など約3分35秒にも渡るメッセージが
収められていました。
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■さよならのメッセージ「キヤンディーズ涙の引退記」
四六判サイズ 勁文社刊 1978年3月20日発行
                        価格780円
※彼女達からのファンへのメッセージ、そして引退への
経緯がしっかりと書かれた読み応えある一冊。
またデビューからの数々のエピソードも面白く読めた。

近年になって解明された彼女達を取り巻く人間関係を
理解し、改めて読み返して見ると、より深く解散への
キーワードが見えてくる。
だからと言って、決して重たい作品ではない。
彼女達の生い立ちや質問箱はしっかりとアイドルして
くれているし、ファンからのメッセージも当時を懐かしく
感じさせてくれて、読後も爽快です。
巻末には1676日の記録が掲載されている。
私は主にこの資料と「ビバ・キャンディーズ」の資料を
併用してサイト作成に利用しております。
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■いわゆるアイドル本と言われるジャンルの作品。
キャンディーズにとっては「めざめれば秋」など
番組と平行したアイドル本が数冊発売されている。
当時(解散宣言以降)ファンになった後も書店では
目にしていましたが購入には至らず、結局ファンに
なる大きなきっかけとなった文化放送「GO!GO!
キャンディーズ」を題材とした(左図)の1冊だけが
現在のコレクションです。
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■GO!GO!キャンディーズ「キャンディーズ革命」
四六判サイズ ペップ刊 1977年6月10日発行
                        価格750円
※「GO!キャン」開始から約1年頃に発行された本誌は
当時の勢い、そのままに明るくギャグ満載の一冊に仕上
がっている。 照美氏も熱く語ってるし笑わせてくれる。
ラジオの人気コーナーだった「名作劇場」の台本が
大奥丸秘劇場やハナ紙家の一族など5編を収録。
ファンからのネタやイラストも名作(迷作)揃い!
「あの番組がこのスタジオで収録されてたのか!」
「スタジオの雰囲気も楽しそうだな!」
そんなことを思い、当時はキャンをより身近に感じた
ものです。
■ああ!キャンディーズ
アポロン社より1978年2月25日発売 価格2,000円

※当時の人気ラジオ番組だった文化放送「GO!GO!
キャンディーズ」から生まれたカセットテープ。
番組内の人気企画「宛先音頭」、「宛先マンボ」や「キャン
ディーズ芸術劇場」、「ポエムコーナー」を収録。
キャンディーズの曲では「つばさ」など2曲を収録。
他にもキャンディーズ応援歌「スーパーキャンディーズ」
「3つのキャンディー」、「ああキャンディーズ」他1曲。
全47分40秒  ちなみに本作の殆どの内容は「CANDIES
PREMIUM」内のDISC.9(13〜21)で聴く事ができる。

その他のテープは当時の放送をエアチェックしたもの。
約10数話程度を所有しているが氷河期以降、数話を重ね
録りで消してしまったのが惜しまれる。

■ファイナルカーニバルを撮影した16ミリフィルム計5コマ

※左の写真では赤く映っているが勿論カラー作品です。
確かな記憶とは言えないが当時、アルバムかの先行予約特典または
フィルムカーニバル参加特典として頂いたような記憶がある。

★現在、私達が目にするファイナル映像の多くはTBSが番組用に撮影
したもので、特番とビデオ販売用、更にフィルム・コンサート用に編集
されると不要と判断された多くのシーンが廃棄処分されたと推測する。
当時はベーターカムがまだ無かった頃、膨大なテープの保管・管理は
容易ではない。 編集作業を終えればマスターの管理が精一杯と判断
されたのだろう。   この16oフィルムは当時、テレビ局が野外撮影用
として頻繁に使用されたもの。 廃棄するならせめてもファンの手にとの
好意なのかも知れない。 しかし、もし残されていたら・・・
私達は52曲全てを耳にし、新たなアングルからのファイナルに夢中に
なれただろう。 今更に惜しまれてならない。

■ファイナルの映像を見事に捉えたキャンLIVE DVDの決定版!
当時、撮影監督として陣頭指揮を取ったのは「1万人カニーバル」同様
河村 正敏氏が担当。
氏はクイーンなど海外アーティストのライブビデオを多く手掛けており
LIVEの臨場感を忠実に伝えてくれている。

先に発売されたベーター版には「わな」が収録されていたなど内容には
若干、異なりを見せる。また、本DVDではフイルム・コンサートの映像を
効果的に散りばめるなど工夫が施されている。
何れにしろ美しい映像の数々は時の流れを忘れさせてくれるのには
充分なほどの仕上りとなっている。
30年前、ベストスタッフが情熱を込めて取り組んでくれたことを改めて
感謝したくなる作品です。



(注意)尾身みのりさんのCDは発売されておりません。上記映像は
オーナーが趣味で自作したCDケースに尾身様がサインを施したものです。
■この店の魅力は何と言っても、マスターの
気さくで気遣いの良さにある。
料金も手頃で、チャージは500円、ワンドリンク
500円の手頃さからも伺える。
加えて、一手間掛けた手料理が嬉しい。
この日も、サーモンのサラダやおでん、ニンニクの
目を利かせたマーボー豆腐が振舞われた。

タップリと飲んで、味わっても5,000程度の
予算と、とてもリーズナブル。

キャンファン歴はデビュー当時からと筋金入り。
他にもロック等、60年代〜70年代をこよなく
愛する「愛すべき」オヤジの代表と言える。
店舗名:ベズ レコード
ホームページ
:http://bezrecord.com/
     [懐かしのキャンTVも見てね]

★キャンディーズのCD&DVDラベルです。
映像以外、余分な加工は省きましたので、
タイトル制作など、ご自由にお使い下さい。

[番外編]尾身美詞(おみみのり)の章

H23 5月29日 劇団ワンツーワークス
『又聞きの思い出』 鑑賞日記


既に多くのキャンファンが知るところであり、実際に作品を拝見させて頂き、
本当に深く感動致しましたので、これを機会に鑑賞日記として記載させて頂きます。

本作品は中野ザ・ポケットにて公開された主演者僅か7名で演じられた舞台劇です。
そのキャスト中に我らがミキちゃんの愛娘である尾身美詞さんが重要な役割として
出演しておりました。

★物語は1950年代のNY。
4人家族の廻りで起こる様々の事件を一人一人の視点や周囲の人々の観点から
えぐるように見据えた、時に愚かで、そして悲しさも交えた誰の心にもある、
夢と現実、虚と実を描いたウッディアレン作の物語です。

(以降ネタバレ注意)
宝石商の父は仕事が軌道に乗りかかっていた矢先に信頼していた仲間に財産を
持ち逃げされてしまう。
手に入れたばかりのマイホームを手離し、安アパートでの再出発を
誓うが、実は彼自身、すでに家族のために本当の愛を捨てた過去があり、
その思いは家族からの強い愛のみでしか満たされない状況に陥っていた。

また妻も、そんな夫の裏切りを引きずり、子供達への溺愛、そして裕福な兄との
繋がりだけが支えとなっていた。

そんなさなか、愛する息子が恋をする。 相手はなんと、裕福な叔父の秘書であり、
彼の愛人であった。 実らない恋は終わりを遂げ、失望のさなか息子は
新たな娘と結婚するが、それは父が望んだものであり、彼が求めた本当の
愛ではなかった・・・

舞台はそんな人物像を[又聞き・・・]と言う手法で演じている。

「言ったよ。」「いや、言ってないよ。」
もしかしたら、本当は誰も本音を言わず、それなりに普通に過ごしていただろう、
[家族] しかし、[家族]の住人達は募る想いを言葉に出さなくとも心が感じていた。

「本当の愛ってなんだろうか」

★劇中、美詞さんは愛に満たされない息子の新妻役を演じている。
物語的にも、ただ不遇で、結婚と言う新たな人生の出発時から「実」に直面して
行く。 当初は愛しい妻を[演じ]、次第に母としての強さ、そして決意を覚悟した
一人の女を見事に演じきった。

舞台はこんな風に誰にでもある「強さ・弱さ」だけを投げかけ幕を閉じる。

しかし、見終えた私たちは推測する。 この物語、実は美詞さん演じる新妻が、
後に子供たちに語り聞かせた家族の思い出ではなかったろうか。

物語のナレーターとして登場する自由奔放に生き、家族とも絶縁状態であった、
長女の存在もまた、新妻にとってはこの家族を否定する同調者として、幾らかの
支えてなったかも知れない。 そして私は勝手に想像する。

彼女こそ、最後は本当の幸福を手に入れたと…

右の女性が尾身さんです。
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